2020年4月9日
家の近くのウグイスたちは随分上手に鳴けるようになってきました。
毎日毎日、可愛い声を聴かせてくれます。
桜は早くも葉桜になってしまいましたが、
菜の花や芝桜、そして草々の緑と、自然は色とりどりに目を楽しませてくれています。
新型コロナウィルスの影響で、学校が休校になり、人々の外出もままならない昨今ですが、今家庭でできることを探してみましょう。
児童生徒さんたちは、普段学校の宿題や部活、塾の勉強に追われてじっくりできなかったことに挑戦してみましょう。
昨年怪我をして一カ月半教室をお休みした時、暑中見舞いハガキに、
「教室がお休みの間、苦手なことを集中的に練習してください。」
それぞれ苦手な部分をクリアして貰うようお願いしました。
教室を再開して、皆さんそれぞれ努力してくれたことは一目瞭然。感動しました。
文字がきれいになったお友だち、単語をたくさん読めるようになったお友だち、
殴り書きだったけれど、きれいに整然とノートに書けるようになったお友だち、
小学4年生で、和訳、英訳が自由にできるようになったお友だちなどなど。
特に中学生さんたちは顕著でした。
一学期にはたどたどしい読み方で、レッスンもなかなか捗りませんでしたが、教室再開後、驚くほどスムーズな音読で、スピードもあり発音もうんと良くなっていました。何度も練習した文章だけならわかるのですが、初見の長文をスラスラと早く発音もきれいに読めていて、わたしの方がビックリしました。
また2学期の学校での成績もグンッと上がったのです。
おかげで2年生のD君は、秋の英検®で準2級に合格しました。
本人たちは、スラスラと早いスピードで読めるようになると、
・文章の構成が自然にわかるようになりました。
・英語の仕組みもわかり、三単現・過去・現在・未来形の違いもすんなり分かるようになりました。
・単語一語ずつ覚えるより、文章を丸ごと覚えたら熟語もバッチリ覚えられました。
・長文読解が苦手ではなくなりました。
・記述式の問題も、スラスラと文章が出てきます。
(入試における記述式問題のウエイトが上がっていますので、今後とても重要です)
・CDの早いネイティブの言葉も、すんなり分かるようになりました。
(中学生コースでは1-3年生、時期に応じてどんどんリスニングのスピードが上がります)
みんな口を揃えてこう言っていました。
みなさんは文字もきれいに書けます。
単語もたくさん知っています。
お兄さんたちのように、音読に挑戦してみて下さい。
CDに合わせて、何度も発音を練習し、スムーズに読めるように。
そして、早く読めるように。
英語は音が繋がってできています。隣に来る文字によって音が変わります。
どんなふうに変るか、音読を練習すると自然にわかるようになります。
また、複数の言葉が集まった熟語も、音読の練習をしているうちに、どんどん覚えていくことができます。
時間に余裕のある今、是非挑戦してください。
過去が咲いている今
未来の蕾で一杯な今
河井寛次郎
2020年4月13日
まだまだ、先行きが不透明なこの時期、
おうちにいるみなさんはどのように過ごしていますか?
学習については、まず「英語」と「算数」を最優先で復習しましょう。
この2教科が苦手であれば、なおさら即、復習です。
先ず「英語」。
語学学習の基本は「音読」です。
ネイティブにそっくりに発音できるように真似て、
スムーズに読めるように練習しましょう。
上手に読めるようになったら、暗誦します。
たくさん、スラスラ暗誦できるようになったら、
単語、熟語を学習します。
「算数」は、基本をしっかり把握すること。
教科書や参考書の説明ページをよく読んで理解してから、
問題を解いてください。
沢山解く練習をして、コツを掴んだら、
出題形式が異なる問題を解いてみましょう。
応用問題は、問題を読みながら、計算式を書くことを習慣づけて下さい。
そして、問題文は最後まで読むこと。
計算は間違っていないのに、求められている答えを間違えると勿体ないですからね。
復習はバッチリ、この2教科は得意という人は、
「国語」を学習しましょう。
国語も語学ですから「音読」が基本です。
すらすら読めるように、また、文章も暗誦できるように頑張りましょう。
時間に余裕がある今なら、興味がある物語などを読むのもお薦めです。
国語辞典、漢字辞典を使って未習のものも勉強できます。
言葉の意味、漢字の書き方、四字熟語、ことわざ、部首の学習などなど。
記述式問題が見直されてきていますので、
沢山の英文や日本語の文章を読むことは、
今後とても重要になってきます。
いろいろな表現を知ることができるので、
自分の意見を述べるとき、自然とピッタリな表現が浮かんでくるのです。
日々のルーティンが崩れて、ボンヤリ、ダラダラ過ごしがちですが、自分なりに計画を立てて、頑張ってみて下さい。
休校という不測の事態を耐えた後には、思いがけない幸福や成果が現れるでしょう。
2020年4月21日
修了手続きのため、休講中順次来室頂きました。
中2のD君から英検®準2級合格の嬉しい報告がありました。2学期から目覚ましい英語力向上に期待通りの快挙でした。卒業の仲良し3人さんは親子揃って来室、寄せ書きと温かいご挨拶を頂きました。皆さんの想いを知らされ感無量でした。遠方からの通塾は送迎のご苦労も大変だったことと思います。拙い講師ながら喜んで頂けたことを深く感謝いたします。皆さま有り難うございました。これからも共に喜び合える教室を目指して頑張ります。
2020年4月27日
長い休校措置も一応5月6日迄です。
今後、どのような措置が取られるのかはまだ分かりませんが、今、家庭学習のやり方を自分なりに計画しては如何でしょう。
学校や塾で学習したことを、帰宅後、見直しをしましょう。
なんとなく理解できなかったことや、あやふやなことは、
その時しっかり調べて、納得して自分のものにしましょう。
どんなに頭脳明晰な人でも、一度キリしか教えられていないことを理解したり、長く覚えていたりはできません。
その人なりに、何度も繰り返し勉強しているのです。
あのキュリー夫人は、お姉さんがお父さんから教わっているそばにいただけでしたが、お姉さんよりも早く確実に覚えてしまったそうです。
お父さんが教えていることを何度も繰り返し、口の中で唱えていたそうです。
また、分からないことはすぐその場でお父さんに聞いたそうです。
お姉さんの勉強の邪魔になると、あまり歓迎されなかったそうですが。
覚え方、理解の仕方には個人差があります。
自分なりに一番ピッタリな方法を探してください。
学習したことは、必ずあまり時間を置かずに見直しをして、しっかり身につけてしまいましょう。
学校や塾が始まる前に。
自宅学習のうちに。
この習慣をつけておけば、
これから学ぶことを確実に、着実に自分のものにすることができます。
学問・知識は、貪欲に求めても非難されません。
物のように、いつかは消えてしまうものではなく、
永遠に自分の身につく生きた学問・知識を貪欲に求めて下さい。
脳科学の研究によると、
脳は、当日・翌日・3日後・1週間後・1か月後
の時期に繰り返し復習すると、ほぼ99%長く覚えていられるそうです。
通学できるようになったら、この学習法で知識をしっかり身に付けられるように、今その方法を作り上げて練習しておきましょう。
長い休校期間は、無駄に過ごした時間ではなく、
今後大いに役立つ、「珠玉の時間」になるでしょう。
【不調な時でも、違った収穫がある。】
元女子プロゴルファー 宮里藍