
今、学生のみなさんは充分勉強時間が取れていますか? 小中高校生の中には、ゲームや遊び、部活や習い事で忙しい人もいるでしょう。大学生ともなれば、それに加えて、アルバイトに忙しく、勉強する時間が取れない人もいることでしょう。でも、忙しいから、集中して勉強が捗るのです。
勉強するのに、まとまった時間をとって準備する必要はないのです。
勉強する前に、まず用意体制を整えることを考えて、それに時間を取られ、勉強する時間を取るのが難しいと思っていませんか?
充分な時間があれば、将来の漠然とした不安に悩んだり、ボーっと時間を浪費してしまったりして、却って学びにならないものなのです。
勉強のための時間を作ることを考える前に、部活やバイトの合間などの細切れの短い時間に集中して勉強することを、今直ぐに始めれば良いのです。
時間が取れず勉強できないで悶々としている間に、せっかく今まで培った能力や学力が、低下してしまいます。
いくら忙しい人でも、学生時代は勉強することが本分だと、認められています。
社会に出たら、それまで学んできたことを生かして、仕事第一に働かなければなりません。学ぶ甘えなど許されない、責任ある立場に立つことになります。
それは、職場でも家庭でも同じことです。
多くの人は、社会に出てから、学ぶ意欲が湧くことが多いようです。
みんな時間に余裕がないから、忙しい仕事や家事の合間の短い時間に、集中して勉強する。また、必要に迫られて勉強しなければならないこともあります。
だから意欲も湧き効果も上がるのです。
仕事に必要であったり、職場やご近所づきあいの中で、当然知っていなければならないことを痛感するからでもあります。必要に迫られれば、必然的に勉強せざるを得ないからでもあります。
学生時代には、学んでいる教科が、社会に出てなんの役に立つのか、分からないのは無理ないことです。普段日常ではめったに使われないことを学んで、何の役に立つのだろう? と考えると勉強する意欲も失せるでしょう。
確かに、数学の難しい公式や化学記号などが、わたしたちの日常で使われることは稀でしょう。しかし、将来自分が何になりたいかの選択肢は、多いほうが自分の希望を実現することを容易にします。
そのためには、今の学習をしっかり身につけておく必要があります。いろんなことを知っていれば、しっかりと自分の進路を決めることができます。また、難しい課題を解く姿勢や智慧、気力は、将来生活をしていく上で、必ず遭遇するであろう問題に立ち向かう智慧と、勇気を出させてくれます。そのトレーニングでもあるのです。人生においての苦難や障碍、失敗や回り道などは、すべて自分を成長させてくれるために必要なものといわれています。学校の勉強も、すべて無駄なものは一つもないのです。
忙しい合間をぬって、隙間時間を有効に活用してください。
それが習慣になれば、元もと優秀なあなたは、「鬼に金棒」です。
新しい環境にも慣れてきた今、こんな学習法を試してみては如何ですか?