
7月31日、文部科学省は小6&中3を対象に行った
2019年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表しました。
北海道の結果というと、


全国平均と比較すると、北斗市を含む札幌以外の道内は、
小学6年生 算数 △3%(全国46位)
国語 △1%(全国33位)
中学3年生 英語 △3%(全国32位)
算数 △3%(全国34位)
国語 △2%(全国32位)
このような結果でした。
一番問題を抱えるのは、小6の算数です。
全国で下から2番目…。。
それから、全国との差があまりない中3は、一見良さそうに見えますが、
全国的に悪いので、北海道の悪さが目立たないだけです。
ちなみに、本年度初めて実施された
英語の「話すこと」の問題音声は、こちらです。
↓↓↓
「平成31年度全国学力・学習状況調査の調査問題 」<文科省HP>
質問は、そんなに難しいものではありません。
この問題の中で、将来を話す問題が高得点だったということですが、
それでも、正答率45.8%。
これで高いというのが、コワイですね。。
将来について話すのは、小学校でも外国語活動で展開されていますが、
文法として扱うのは中2です。
「I want to be a doctor.」
とかを言うレベルの問題です。
8割くらい、答えてほしいなぁ。。というのは、厳しいでしょうか。
それから、「書くこと」にも課題がありました。
出身地を書く問題は、正答率54.3%
これは、be動詞の問題ですね。
She is from Japan. と、いう感じです。
で、
課題があったのは、一般動詞の書き問題。
住んでいる場所を書く問題は、正答率33.8%…。。。
She lives in Rome.の、
↑
ここのSが、書けなかった人が多かったそうです。
三単現「s」について課題があるんです。
中1の内容です。
中3が受験しているのに、です。
英語は、話すとか、書くとかに問題があると、大きく言われますが、
いやいや、
そもそも、文法をイチから見直した方が…
という結果でした。
当HPでは、毎年、この全国学力テストの情報を掲載しています。
中3の英語は、今年度が初実施ですので、昨年以前には掲載されていませんが、
参考にご覧いただければと思います。
・昨年(2018年度(H30)の記事はコチラ
↓↓↓
「平成30年度 全国学力・学習状況調査の結果が発表!!」
・一昨年(2017年度(H29)の記事はコチラ
↓↓↓
「速報!全国学力テスト結果~北海道の現状~」
来年度から、小学校は新学習指導要領へ変わります。
今までの知識偏重ではなく、アクティヴ・ラーニングの時代へ突入します。
“主体的・対話的で深い学び”になります。
つまり、
「生きる力」を育むための3つの資質、能力を身につける為の教育へと変わります。
3つの資質、能力
・生きて働く「知識、技能」の習得
・未知の状況にも対応できる「思考力、判断力、表現力等」の育成
・学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力、人間性」の涵養。
現在の学習指導要領でも、知識や技能の習得は行っています。
しかし、それ以外の項目はまだまだです。
今年度は、新年度への移行措置として、6時間目が増えたり、時数としては対策をしています。
では、
内容は?
アクティヴ・ラーニングに向けて、何か対策をしているのでしょうか?
私は不安を感じます。
きっと、このページをご覧頂いた保護者の方も、同じ不安を抱えていることでしょう。
安心したいから、
不安を解消したいから、
私は長男と図鑑を見たり、虫取りに行ったりします。(知識、技能)
私は長男とたくさん話をします。(対話)
それらが、学びに向かう力になるからです。
どうぞこのページをご覧になり、不安を感じている保護者の皆さま。
一度、教室へご相談にいらしてください。
教育改革まで、あと8か月後です。