2019年12月2日
生徒や保護者の皆さんからよく聞かれる質問に、『先生はどうやって英語を勉強したんですか?』というのがあります。ですので、英語学習遍歴を思い返してみたいと思います。といっても、私には英語をがっつり勉強しました!という記憶がないんです…(汗)
その原因は英語との最初の接触が歌を通してだったからだと思います。とにかく楽しいだけで学習という意識がまったくなかったんです。
小学生3年生頃だったと思いますが、両親が持っていたThe BeatlesやCarpenters、CMに使われていたOldiesのコンピレーションCDを聞き始めました。両親に言われたわけではなく、なんとなくひっぱりだして聞き始めたんですが、いい歌だな〜と幼心に思ったものでした。
そして小学生の私を決定的に洋楽にはまらせるきっかけとなった2つのグループと出会います。The New Kids On The BlockというアイドルグループとBon Joviというハードロックグループです。どちらも知ったきっかけはCMでした。CMを見た瞬間、『これだ〜!!』と思い、お小遣いを貯めてCDを買い、『In Rock』や『Music Life』を毎月発売日に買いに走るような小学生になりました…
コンサートに初めて一人で行ったのも小学生の時です。こう思い返すと、両親が結構きままにやらせてくれてたんだな〜と思います。
だんだん聞いているだけでは飽き足らず、一緒に歌いたいとなってきた私は、まったく読めない英語の歌詞カードをひたすら見ながら歌を聞き、聴きとれたところにカタカナを振り、一緒に歌うということを繰り返していました。対訳を見て単語のだいたいの意味を把握しました。どうしてもわからないものは辞書を引きました。中学に入った後、英語の教科書がすぐに読めたのは、歌詞カードを見ながら歌うを繰り返したからだと思います。好きこそ物の上手なれとは本当によく言ったものです。
『歌詞カードを見て歌う』これが私の英語学習のスタートなのでした。中学生以降のことはまた別の機会に…。
2019年12月2日
先週は体調を崩しているのでお休みしますというご連絡をいただくことが多い週でした。朝晩と日中の気温差もあり、体調を崩しがちですよね。看護師をされている保護者の方からも、とにかく風邪をひいたり、体調を崩している方が多いと聞きました。
風邪やインフルエンザ、ノロウィルスなど流行りだす時期でもあるので、抗菌、抗ウィルスに効くといわれるTea Treeをディフューザーに入れています。Tea Treeはオーストラリア原産で、アボリジニの方たちはTea Treeを感染症や皮膚病の治療に使っていたそうです。
Tea Tree効果でこれから本番を迎える冬を元気に乗り切ってもらえますように!
2019年12月7日
小学校で学習する算数の中でも苦手とする生徒さんが多いのが割合の単元ではないかと思います。
もくわの公式にあてはめて解くという指導が一般的だと思います。もは”もとにする量”、くは”比べられる量”、わは”割合”のことですね。でも生徒さんの様子を見ていると、公式にあてはめて解くことで余計に割合の単元を難しく感じているところがあるような気がします。割合とは何かをイメージできていないように思うのです。
★5mのリボンと1mのリボンがあります。
5mのリボンは1mのリボンの何倍ですか?はできても、1mのリボンは5mのリボンの何%ですか?となると一挙に難しく感じるようです。
〜のとついたらもとにする量と機械的にあてはめることもあるようですが、例えば『合格者10人のうち、女性の人数は6人でした。女性の合格者の割合は?』という問題があった場合、もとにする量は”の”がつくからと6人をもとにする量にするのはもちろん違うわけです。
中学校に入って学習する方程式ですが、文章題に割合が絡むと途端に解けなくなる中学生が多くいます。割合のイメージを持ってもらうため、割合とは何かというところから授業します。
スーパー等で『このお肉、今日は3割引きだって。いくら安くなったのかな?』『この洋服15%引きで2300円だって。もとの値段はいくらだったのかな?』と割合は身近な場面で使う機会があふれています。身近なところから割合のイメージをつかめると割合の学習がが楽しくなると思います。
2019年12月7日
なぜか全くわからないのですが、先週急に『方丈記』が読みたい!と思い、今読んでいます。
そうです。「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」の『方丈記』です。
学生時代に古典が得意だったということはなく、どちらかというと苦手だったので意味を取るのも一苦労…なんですが読んでいると本当に面白いのです。
「知らず、生れ死ぬる人、何方より来りて、何方へか去る」などなど、印象的な文章がたくさん出てきます。昔も今も人間の存在に対する根本的な疑問や、住居や心をざわめかすものに対する悩みは変わらないんだな〜と読んでいると強く思います。何百年経っても変わらないというのは面白いものですね。
学生時代に読んだ記憶が全くなかった第二段以降も素晴らしく面白く、きちんと教わればよかったと今更ながら思います…。第二段の大火事や辻風、飢饉についてのその写実的な描写は圧倒的です。第三段の「いづれの所を占めて、いかなる業をしてか、しばしもこの身を宿し、たまゆらも心を休むべき」は皆が持つ思いではないでしょうか。
明日には読み終わりそうですが、もう一度読み直して再度じっくり味わいたいと思います。
『方丈記』の次は何を読もうか…。日本の古典文学にもっと触れたいなと思うこの頃です。
2019年12月7日
ECCジュニアでは年に一度児童英語検定と呼ばれる試験が実施されます。試験はリスニングを中心とした筆記試験とネイティブの先生との面接試験から構成されています。
4月から学んできたことが満遍なく出題されますので、単語だけでもすごい量になります。復習するのに単語を1つ1つリピートするのでは楽しくなく、生徒もすぐに飽きてしまいます。たくさんの量を一挙に復習する時には生徒が「先生、ここも復習したい!」となってくれることが肝要だと思っています。ですのでゲーム性を持たせるために『陣取り』を使って単語の復習をすることにしました。
ルールはとっても簡単です。まず2チームに分かれます。1チームは単語リストの一番最初の単語から言っていきます。もう1チームは一番最後の単語から言っていきます。途中、出会ったところでじゃんけんをします。勝った方は続きの単語を言っていきます。負けた方は次の生徒が最初から単語を言っていきます。これを繰り返し、相手の一番最初の単語を言ったチームが勝ちになります。
シンプルなゲームですが、これがもう想像以上に盛り上がります。何としてでも勝ちたいと事前の練習にもいつもより身が入っていました(笑)リピートでは同じ単語を何度も言うことを嫌がりますが、陣取りだともう勝つまで何度でも何度でも単語を言ってくれます。
どのクラスも最後には『はぁはぁ…』と英語レッスンとは思えない呼吸になってました(笑)